「歴史に学ぶ プロ野球 16球団拡大構想」読んだのでご紹介します。
16球団拡張の可能性を探る数少ない一冊なので、プロ野球「箱推し」のファンにはぜひオススメです。
目次
なんで読もうと思ったか
選手名鑑買いに行った本屋でたまたまみかけたのがきっかけですが(笑)
「プロ野球を16球団に」とソフトバンクホークスの王貞治球団会長が発言したコトで色々騒がれていますが、具体的な議論はあまりないようで。
そんな中、一個人の意見がきちんと書いてあるのは貴重なので、ぜひ読んでおこうと思いました。
本の内容
球団拡張して発展してきたMLBを参考に、プロ野球を16球団に拡張してさらなる発展の可能性を主張した一冊です。
過去の球団合併の歴史を紐解きながら、地方経済を活性化させる新球団をどの場所にするかが書かれています。
まぁしかし・・・色々あったんやなぁ・・・
1960年に現行の2リーグ12球団になるまでに、20年かそこらで目まぐるしい変化をしていたようです。
なんせ数年で消えてしまった球団があるくらい。
著者の意見としては、既存リーグ既存球団はそのままにして、人口の多い地方都市で既存球団のない地域に新設するのが理想だそうです。
・4球団新設(新潟・静岡・京都・岡山)
・2リーグ2地区(東西)制
2地区がどうなるかは書いてないけど、たぶんこんな感じ。
・セ・リーグ東地区(ジャイアンツ・スワローズ・ベイスターズ・新潟新球団)
・セ・リーグ西地区(ドラゴンズ・タイガース・カープ・京都新球団)
・パ・リーグ東地区(ファイターズ・イーグルス・マリーンズ・ライオンズ)
・パ・リーグ西地区(バファローズ・ホークス・静岡新球団・岡山新球団)
静岡だけやや離れていますが、かなりバランスが取れた印象です。
また、東京に2球団(ジャイアンツ・スワローズ)あるのを問題視しており、スワローズの地方移転も検討の余地がありそうです。
そうすると東西がややこしくなりそうですが。
とは言え、良く考えられていてスゴいです。
読んで学んだこと
保守的な日本人気質には大胆な球界再編は難しいかもしれないなぁ。
とか思ってたけど、昔は結構大胆にやってましたね。
これ読むと、セパ2リーグなんて8球団から拡張する際にケンカ別れしたようなモン。
やっぱり「経営」がベースにあるところで、一縄筋ではいかないと思う。
短命に終わった球団もいっぱいあるので、なかなか踏み切るのは大変だと思う。
が。
逆に言うと、経営に長けた人が球団作っちゃえば何とでもなりそうにも思える。
お金があればワタクシ作りますけど(笑)
そんなわけで、一度自分でも構想を作ってみようと思います。
なんとなく新しいリーグを作った方が良さそうな気もするけど・・・