井上純一さんの「キミのお金はどこに消えるのか 令和サバイバル編」を読みました。
有名ブログ「中国嫁日記」でおなじみの著者による、お金をテーマにしたマンガの第二弾。
マンガだから誰でも読めるね!
初版発行が2019年8月なので一貫して消費税減税を主張していますが、増税(2020年3月現在)した今読んでも理にかなっていると思う内容です。
というか、これ読むまでは増税止む無し派だったんです。
さっそく紹介します。
第1回 不動産で儲けるには……
第2回 給料を上げる方法を考える
第3回 世界は失笑!? 日本の経済政策
第4回 日本は将来必ず財政破綻する
第5回 バーゲンセールの正体とは?
第6回 大テーマ「生産性向上」 に迫る
第7回 個人の貯金は不幸に耐える力
第8回 世界を二分する「市場」の戦い
第9回 なぜ消費税はなくならないのか
第10回 お金で豊かになる方法とは·
あとがき 消費税増税しても生き残るサバイバル術
目次
やるべきコトは減税(第2回 給料を上げる方法を考える)
投資が増える→企業はもっと儲けようと雇用を増やす→労働者がよりよい給料を求めて転職(それを止めるためにも給料が上がる)→労働者がお金を持ちたくさん消費するので物価が上がる(インフレ)
狙いはこのループ。
なるほどねえ。
インフレって聞くと良いイメージなかったんだけど、案外そうでもないのね。
確かに気持ちよく自己投資したい!
と思ってるのに躊躇するのは、このループがない影響もあるかも。
消費がなければ生産性は上がらない(第6回 大テーマ「生産性向上」 に迫る)
これって言い換えると、需要と供給のバランスですよね。
いくら頑張ってたくさん作っても、売れなかったら意味なし。
一見当たり前だけど、国レベルだと意外と気付きにくいんじゃないかな。
保険とは自分が不幸になることに賭けるギャンブル(第7回 個人の貯金は不幸に耐える力)
個人的に一番インパクトあったのはココ。
「保険とは、自分が不幸になることに賭けるギャンブルです」
「他人の不幸は蜜の味」って言われるくらい、他人よりも良い生活を求めるのが人間の悲しい性。
世界中どこでもそうらしいけど、どうしても日本人はその傾向が強い気がしてならぬ。
もっと心を広く持った方がいいぜ。
で。
その不幸を断ち切るためのものが「保険」だったり「国の社会保障」だったりするわけですね。
困った時に助けてくれるものですからね。
そうすると。。。。
政府が公共事業や社会保障にバンバンお金使って、市場にお金が溢れてると増税でお金を回収するわけだ。
消費税増税もこの理屈か。
・・・・今って順番あってるか?
感想
もう一回書きますが、この本を読むまでは増税止む無し派だったんです。
読んだ結果、一転して減税派に変わりました。
もうちょっと消費しやすい世の中にしないと経済成長しない!
と「今」は思います。
未来は不確実なものなので、その時に合わせた対策をしなきゃいけないんですね。
消費税にしても「今」はどちらがいいか。
変更した結果どうなったのか。
その点をきっちり抑えていかないとダメなんですね。
まだまだ勉強が足りんわ。
こういうのを、若いうちから学ぶべきだなぁ。
2020年3月現在、世界的な感染症の流行でどうすべきか分からない部分も多いので、判断はこれまでよりもずっと難しいと思うけど。。。
それでも普段から自分の頭で考えないとダメだと強く感じました。
あと絶対選挙行かなきゃダメですよ。
当たり前のことだけど、周りにも言い続けられるようにしたいです。